私は怒っている!!
私は怒っております。
怒りで体調不良を覚えるほどであります。
(風邪をひいただけなんじゃないかという気もする。)
自分達の家探しのため、数件の不動産屋とコンタクトを取ったのだけれど、どうして揃いも揃ってあんななんだ!
全く使えない。というか、むしろ無礼である!
日本の不動産屋は、車で1日に数件連れて廻ってくれたりすると思うのだけれど、こちらではそんなことはしてくれない。今のところ。
アポイントの時間に、自分たちで物件前まで出向きます。
見られる物件は1件、希望の他の物件がすぐ近くにあればそれを見られることも。
効率が悪いったらない。
まぁそれは仕方がないとして。
彼ら、時間通りにきたことがない。
遅れてもごめんの一言もなし。
ここはイギリスだし、それもしょうがないとして。
先週、モダンで素敵な物件をネットで見つけた私。
早速アポを取ってもらったものの、一番早いアポが今朝。
誰かに先を越されちゃったらどうするのさ!と思いつつ、決死の思いで物件前に向かいました。
何故に決死の思いかと言いますと、朝の通勤ラッシュ時間にチャリで現地まで行かなければならないから。
イギリスでは、自転車は基本的に車道を走らなければなりません。
(日本でもそうらしいですね。つい先日まで歩道を走るものだと…)
そして、手信号必須!
手信号って…と最初は思ったけれど、"手信号を出さない=生命の危機"を意味するので、これでもかと手信号を出しています。
交差点で信号待ちをする時は、車の前に躍り出てスタンバイ。
交差点の中でもラウンドアバウトという円形交差点が私にとっては超難関、生命の危機5割増し。
朝夕の通勤ラッシュの時間帯は、車の通行量も自転車も多数。
車や自転車に轢かれないように、全精力をかけてペダルを踏み、全神経を集中して車を見つつ手信号を出し、それでも二度ほど自転車に接触しそうになりながら、身も心も粉にする思いで物件前に向かった訳です。
全力でチャリを漕ぐこと45分。私は息も絶え絶え。
そして、物件の前で私たちが目にしたものは、不動産屋の看板に踊る"sorry, gone"の文字。
それを見た瞬間にへたりこみそうになりました。
「大きいフラットだし、他に空き部屋があるのかもしれないからね、まぁちょっと待とう」と言われて待つこと暫し。
誰も現れず。
痺れを切らして不動産屋に電話をしたところ、言われた言葉が
「え?そのフラットに9時のアポなんて入ってないですけど。」
横で電話の応答を聞いていた私、その瞬間に怒り沸騰。
「いえ、先週の木曜に電話で予約をしました。確認してください。」と彼。
「何のメモも残ってないのでわかりません。」と不動産屋。
怒りで視界がどんどん狭まってくる私。
「確かに予約を取りましたから。名前を失念しましたが、女性が電話を受けましたよ。もう一度確認してください。」と彼。
「えーと。あ、10時半に予約をしたDaveさん?」
「いえ、違います…9時に予約をしたJamesです!もう物件の前でしばらく待っているんですけど。」
「えーと。10時半にはそこにスタッフが行きますから、ちょっと待ってて下さい。じゃ。」
引っ越しのバタバタで予約確認の電話をしなかった私達にも少しは非があるかもしれない。
でも、全く悪びれる様子もないその態度は何?!
しかも10時半は別の人のアポだから!
更なる怒りで体温急上昇。
まだ時間もだいぶあるし、仕方がないお茶でも飲みに行こう、と彼に言われて歩きだした時、一人の若い女性がフラットの前に。
待てって言われたけど、もしや急いで来たのか?と思い、声をかけてみることに。
「××不動産の方ですか?」
「いえ、私も××不動産を待ってるの。あなた方も見に来たの?同じ部屋かしら?」とその女性。
「あぁ、そうなんですか。僕達も見に来たんだけど、アポを忘れられていたみたいで。」と彼。
「ありえないわね!」
などと話をしていたものの、彼女の××不動産の担当も、現れず。
「時間通りに現れることがないとはいえ、ちょっと遅いわね。電話してみるわ。」と不動産屋に電話。
「…え?もう部屋がない?あぁ、そうですか…はい、じゃぁ。」と電話を切る女性。
「そんな…事前に連絡はなかったんですよね?」と彼。
「えぇ、なかったわ。いやになっちゃう。他の不動産屋ともアポ取っておいてよかったわ。あなた達もいい物件が見つかるといいわね、さよなら!」と車に乗り込むその女性。
ちなみにその女性はBristolから物件を見にやってきたそう。
「Bristol!そんな遠くから!」と驚く彼を見ても、どこなのかわからなかった私。
後で彼に聞いてみたところ、移動距離にして200マイル程。
300km以上ですよ!!
東京−名古屋くらい?
そんな遠路遥々来たのに、good luckとか言って笑顔で去って行ったよ!ありえない!!
その女性が去った数分後、彼の電話に着信が。
「部屋は全て埋まってしまいました。私のホリデー中に頼んだ臨時スタッフがもう全部めちゃくちゃにしちゃって。ということで、中は見せられません。ごめんなさいね。じゃ。」と、またしても悪びれる様子もない不動産屋。
その行間に漂うのは、"悪いのは臨時スタッフだから。私は関係ないから。"という態度。
そんなの理由になるかー!!!
もし本当に臨時スタッフがめちゃくちゃにしたとしても、休んだ期間の引き継ぎおよび確認はお前の責任だろうがー!!!
一社会人として、一企業として、そんな言い訳が許されるわけないだろうがー!!!
私、怒りのあまり我を忘れました…
私が電話に出ていたら、汚い言葉の一つや二つは口走ってしまったことでしょう…
ちなみに、中が見られなかったのは今回が初めてではない。
別の不動産屋の物件2つを見る予定で、1件目を見終わった時に「じゃぁ、次のフラットをお願いします」と言ったら、不動産屋は「あ、あれはもう決まりましたから。じゃ、これで。」と言って去って行きました。
その時はアポの確認電話を直前に入れていたにも関わらず…
何故にその時に言わないのか…
その時は1件は見られたのでよしとしたのだけれど。
いくら私がサービス大国日本からやってきたとは言ってもね、これはもうサービスうんぬんの話じゃないだろう!
その仕事をしてお金を稼いでいる訳だから、国が違っても最低限の責任とかフォローすべき事柄っていうのは変わらないと思うの。
嫌なことや不便なことがあっても、普段は"ここは文化も違うしね、違う国だから"と思ってやり過ごしてきたけれど、不動産屋の対応に関しては許し難い。
義理の両親に今日の出来事を話したところ、「なんと無礼な!」という反応だったので、イギリス人でも許し難い模様。
ちなみに、義理の両親も彼らの担当の不動産屋については常々文句を言っています。
怒りのあまり、長々と愚痴を書いてしまいました…
お付き合い下さった方々、どうもありがとう。
家が見つからないため、義理の両親の新居にまで押し掛けることに…
明日、引っ越しです。
引っ越しに伴い、2週間程ネットが使えなくなるようです。
音信不通でも、怒りのあまり倒れたりはしていないのでご心配なく!
次はもっと楽しい話題を書きますからー。
ではでは、ごきげんよう!
猫の手も借りたい!
義理の両親が隣町に引っ越したいということで、数ヶ月前に売りに出された今の家。
すぐに買い手がつき、義理の両親のお眼鏡に叶う家も見つかって契約を交わし、万事順調と思われたのが1か月前。
solicitor(弁護士の一種だと思う…)をたてて契約を交わすらしいのだけれど、 今の家の買い手との契約が何故だか難航。
「買い手側が駄々をこねて契約を先延ばしにしている」と聞いていたため、義父は怒り心頭。
「庭に落とし穴を掘ろう」だの、「流しの下に魚を敷き詰めよう。引っ越してきたはいいものの、いつまでも魚臭くてげんなりするに違いない」だの言っていました。
私も「それはいい考えです!どのあたりに穴を掘りましょうか、ヒヒヒ」などと言っておりました。
が、どうやらお互いのsolicitorおよび不動産屋が連絡をきちんと取り合わず、いろいろと誤解を重ねていった模様。
数日前、やっと契約締結。
そこから怒涛の引っ越し準備が始まりました。
連日やることが山積みで休む暇なし、PCを立ち上げる余裕すらなし。
ベッドにバタンキューとはこのことか、という感じ。
イギリスでは、作りがしっかりしていることに加えて地震などの自然災害も少ないので、古い物件が多数。
新築の方が少ないのです。
義理の両親の新居も、築80年!
でも、リフォームされているので中は結構きれいです。
義理の両親は更にリフォームを重ねる予定らしく、キッチンの位置を変えたり、窓を新たに作ったりするらしい。
今から20年以上前のこと。
当時は別の家に住んでいた彼ら。
ある日、義母が出先から帰ってきたところ、そこで目撃したのはダイニングの壁をハンマーで壊している義父の姿。
それを見た義母、びっくり仰天。
数時間後には広々としたリビングダイニングが出来上がっていたそうな。
恐るべし、DIY魂!
素晴らしきかな、頑丈な家!
それにしても、事前に義母の了承は得ておくべきだろう、義父よ…
新居のリフォームもきっと自分でやるのでしょう。
DIY大好きな義父は、もちろん新居の壁も天井も塗りなおさずにはいられない。
というわけで、私も下働きとしてペンキ塗り参戦中。
汚れてもいいペンキ塗り用の服も購入済み。
ちなみに、引っ越し業者も頼まないそうです。
数日後、義父がトラックを借りて全て運ぶそうな。
というわけで、下働きの私は家具も一緒に運びます…
そういうのは全部、業者さんに頼むものだと思っていましたよ…
ペンキ塗りとか、、、リフォームとか、、、引っ越しとか、、、
私の中の常識がガラガラと崩れていく今日この頃です。
モチモチの幸せ
日本のみなさま、シルバーウィークはいかがでしたか?
日本は祝日が多いと聞くけれど、果たしてどうなのか。
2009年の祝日をちょっと調べてみた。
日本の祝日は15日、祝日が日曜で振り替え休日になったのが2日、計17日。
対してイギリスはというと、振り替え休日を入れて10日。少ない!
こちらの人は有給休暇をきっちり取る人が多いようなので、トータルのお休みはそんなに変わらなそうだけれど。
でも、祝日が少ないのは何となく損した気分。
うらやましいぜ、大型連休!
ポカポカ陽気だった昨日、義父が「今日の昼は外で食べようじゃないか。」というので、ケンブリッジの中心街までドライブ。
ブラブラとお散歩をしつつ、和食のメニューもいろいろあるという目的のお店に向かいました。
その名も、ヌードルバーDOJO。
DOJO、、道場…?
写真はDOJOではなく、ハンギングバスケットが素敵なDOJOのすぐ傍のお店。
やや不安になりつつも、お店に足を踏み入れるとそこには”大関”の瓶が。
日本酒じゃないの!これは期待できるかもしれぬ!
Japaneseと書かれたメニュー各種。
ベトナム、タイ、広東などの文字も連なります。
義父が興味を持った天麩羅、餃子をシェアすることにして、義父は台湾風の辛いヌードル、私は焼きうどんを。
天麩羅と餃子の組み合わせってどうなのよ、というのは考えないことにして。
天麩羅はカラッと揚がっていて、なかなか美味しゅうございました。
餃子は…まぁよしとして。
納得がいかなかったのは、天麩羅、餃子ともにタレが同じであったこと。
メニューには”天つゆ”と書かれていたけれど、あれは天つゆじゃないから!
なんかものすごく甘かったから!
もちろんそんな文句は言わず、美味しく頂きましたけれど。
肝心の焼きうどんは、具沢山で嬉しゅうございました!
まさか練り物まで入っているとは!
さつま揚げ的なものと、カニカマ。
別にカニカマは好きじゃないけれど、予想外だったので何だか嬉しくなりました。
そして、量が半端ない。
日本の倍、もしくは3倍くらいの量。
いくら和食に飢えているとは言っても、さすがに食べきれなかった…
味はね、あれ以上のものを求めてはいけないと思うの。
ここは日本じゃないんだし!
まっとうなモチモチうどんが食べられただけで、心底幸せであります。
どうやら義父もお気に召したらしく、「近いうちにまた行こうじゃないか。」と言っております。
わーい☆
義父よ、どうもありがとう!
DOJOのメニューで非常に気になったものが。
テリヤキ トリ ラーメン。
テリヤキ サーモン ラーメン。
ラーメンに照り焼き…しかもサーモンって…
それってありなんだろうか…