こちらは、ブルージュの中心であるマルクト広場(Markt)にそびえる英雄の像と、ネオ・ゴシック様式の『西フランドル州庁舎(Provinciaal Hof)』。
ブルージュのもうひとつの中心地、ブルグ広場(Burg)。
右側のゴシック様式の建物は、1376年着工し1420年に完成した『市庁舎(Stadhuis)』。
ベルギーで最も古い市庁舎だそう。
近くに立って見上げてみると、繊細な彫刻が施された建物は息をのむほどの美しさでした。
左側は、1537年完成のフレミッシュ・ルネッサンス様式の『古文書館(Oude Griffie)』。
市庁舎の2階にあるオーク材の装飾天井が見事な『ゴシックの間(Gotische Zaal)』。
壁画は、ブルージュの歴史的な出来事が描かれているそう。
こちらは『聖血礼拝堂(Heilig-Bloed-Basiliek)』。
12世紀に十字軍が持ち帰ったとされる聖血(キリストが流した血)が祀られています。
この聖血、普段は乾いているのだけれど、数年に一度液状の血に戻り、それがローマ教皇クレメント5世によって奇跡と認定されたんだそう。
聖血は、少し高くなった祭壇に収められていて、司祭が見守るなか一人ずつ拝見することができます。
敬虔な信者の方々が十字を切りつつ聖血を拝む様子を見て、果たして信者でもない私が興味本位で見てもいいんだろうか…と煩悶しつつも、どうしても見てみたかったので拝見してきました。
失礼にならないよう、精一杯厳かな気持ちで臨んでみたけれど。
罰が当たりませんように…
今回の旅で撮った中でもお気に入りの一枚。(たぶんブルージュの紋章を表している像)
熊とライオンの表情が何ともユーモラスで素敵!
もう一枚のお気に入りは、馬&馬。
この水は、ブルージュの街で大活躍の馬が飲む用。
屋根のない美術館という表現がぴったりの美しい中世の都市ブルージュをあとにして、次の目的地Gent(ゲント)へと続く…